自分を守る力をつける
(子どもの防犯)

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自分で自分を守るために

小学生になると、登下校だけでなく色々なシーンで子どもだけで行動することが増えてきます。そうなると、自分の身を守ることができるのは、自分しかいません。

そのために、子どもには自分の身を守るため“事件・事故に遭わないための知識”や“危険を察知する力(警戒する)”を身につけさせる必要があります。
その知識や力は、一朝一夕で身につくものではありません。
子どもの年齢に合わせて繰り返し、保護者の方が伝えていくことが大切です。

「気をつけてね!」では伝わらない

子どもに「気をつけてね!」と声をかけて見送る保護者の方は、多いと思います。
保護者としては、「気をつけてね」のひとことに、多くの意味を込めていて、子どもが「分かった!」と応えてくれると、子どもはきちんと分かってくれたと思うでしょう。

しかしながら、小学校低学年くらいの子どもは「気をつけてね」と言われても、具体的に何に気をつけなければならないのか分かっていないことが多いのです。そのため入学前に、一緒に下見をして子どもの目線で確認し、できるだけ具体的に何に気をつけるかを何度も繰り返し伝えることが大切です。

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子どもの段階ごとの
防犯の伝え方について

年齢に応じた伝え方

子どもに防犯のことを伝えるためには、年齢に応じて段階的に伝えていくと、
子どもが理解しやすいでしょう。

  • 第1段階イメージ

    第1段階

    ・幼児期

    ・子どもの手を離さない

    ・子どもから目を離さない

  • 第2段階イメージ

    第2段階

    ・6歳~8歳

    ・4つの約束

  • 第3段階イメージ

    第3段階

    ・9歳~13歳

    ・自力防犯を教える

第1段階 幼児期

子どもの手を離さない 子どもから目を離さない

小学校入学前の子どもが1人で外出する機会は無いと思いますが、お買いものなど家族で出かけたときに、売り場などで子どもが1人になってしまう場面をよく見かけます。

「知らない人についていったらダメだよ」と伝えておいても、子どもの場合は近所でよく見かけるおじさんを「知っている人」として判断する可能性があります。
また「優しそうな人なら大丈夫かも」と勝手に判断してしまうこともあります。
そのためこの段階で大切なことは、親が子どもの手を離さない、目を離さないことです。

子どもに危機感を持ってもらうために、「悪い人はとても怖くて、家族に二度と会えない所に連れて行かれてしまうよ」と怖がるように話をしていると、「小学校に行くのがコワイ……」などと怖がりすぎてしまう場合もあります。

そこで、子どもに世の中には信用できない人もいるかもしれない…と理解してもらうために、「防犯の入口」として、絵本を使うのがオススメです。子どもの中に警戒心を持つ事の大切さをさりげなく教えてあげることができます。

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第2段階 6歳~8歳
「4つの約束」

第2段階 6歳~8歳「4つの約束」イメージ

小学校入学前後から、いよいよ「防犯」について伝える必要があります。
一度伝えたから終わりではなく何度も繰り返し、具体的に伝えることが大切です。

「4つの約束」は、何が危ないのか、なぜ危ないのか、どう危ないのかを伝え、
「危ないことを察知する力」を身につけさせることと、万が一被害に遭ってしまった場合に子どものダメージを軽減させることを目的とした約束です。

STEP

01

1人でいるときは、特に注意する

1人でいるときは、特に注意する

1人で行動している時は、不審者に狙われやすいので誰かつけてきている人がいないか、時々振り返るなど、周囲をよく見て行動することを約束しましょう。

STEP

02

危険な場所に近づかない

危険な場所に近づかない

誰もいない公園や遊具、駐車場、公衆トイレ、エレベーターや非常階段など、人気が少ない場所や周囲から見えにくい場所には1人で行かないように気を付けることを約束しましょう。
この段階では、自ら危険な場所を判断することができないので、具体的に場所を指定して伝えた方が子どもが理解しやすくなります。

STEP

03

家族以外の人について行かない

家族以外の人について行かない

子どもを狙う犯罪者は、「知らない人」とは限りません。むしろ「顔見知りの人」から被害に遭うケースは少なくありません。
「知らない人」というと曖昧になってしまうので、「家族以外にはついて行かない」と断定してしまう方が子どもにも分かりやすいでしょう。

STEP

04

何でも親に話す

何でも親に話す

万が一、子どもが被害に遭ってしまうという最悪の場合に備えて、子どものダメージを軽減させるためにも、普段から色々なことを親に話すという約束をしましょう。
そのためにも、何でも話せるママ・パパであることが大切です。

第3段階 9歳~13歳
「3つの防犯力」

第3段階 9歳~13歳 「3つの防犯力」イメージ

この年頃になると、行動範囲がさらに広がるため、犯罪のリスクが増大します。
ただ、子どもの理解力は高まるので、防犯についても1段階ステップアップした内容を伝えることができます。
この段階では、3つの防犯力を伝えて「防犯」についての理解を深めましょう。

STEP

01

危険察知力

危険察知力

「危険察知力」とは、何が危ないかを知り、危険や危険が起きそうな状況を避ける力です。そのため、「何が」「なぜ」「どのように」危ないかを伝えることが大切です。

例えば、人目に付きにくい場所は他の人に見られる可能性が低く、犯罪者にとって犯罪行為をしやすくなるので、立ち入らないようにするなど、具体的に伝えましょう。そうすることで、少しずつ、自分自身で「ここは危険そうだ」などの判断ができるようになっていきます。

STEP

02

危険対応力

危険対応力

「危険対応力」とは、危ないと感じたときに対応する力で、すぐにその場を離れる、引き返すなど状況に応じて対応することです。
「怖い、変だ、おかしい、怪しい」と感じた時に、人が大勢いる場所まで引き返したり、その場から離れるという行動をとれるようにすることが大切です。危ない状況を想定して、どうすればいいのかということを話し合うようにすると、子どもがイメージして理解しやすくなります。

STEP

03

危機脱出力

危機脱出力

「危機脱出力」とは、万が一危険な状態に陥った時に、その危機から脱出する力です。
例えば、「人のいない場所で不審な人が近づいてきた時には、人のいる場所へ逃げる」、急に手を掴まれたときに「大きい声を出して助けを求める」など、どのように脱出するか、どのように周囲の人に助けを求めるかを具体的に子どもと話し合い、いざという時に力を発揮できるようにしましょう。
また、防犯ブザーがきちんと鳴るかどうかを定期的に確認したり、いざという時に操作ができるか練習をしておくと安心です。

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